みんなの居場所

アフタースクールあおむしのあゆみ

 

あおむし&さなぎ誕生の物語 

学校と社会の架け橋を目指して


学校には6年間、3年間といった切れ目があります。その切れ目のタイミングで、支援を必要とする子どもたちが戸惑うことがないように、放課後の活動を通して、地域子どもの教育を支える場所を作り、切れ目がなく一貫した学びの場を提供したいと感じていました。

学業成績は一番目につきやすいかもしれませんが、将来を見据えたときに、今やるべきことは何か?
できることは何か?それは、一人一人違うかもしれません。そんな個々のニーズに合わせた学びの場を提供したいと感じました。

子どもにたくさんの経験を

子どものころにたくさんの経験をすることで、子どもの可能性は無限大に広がります!
経験が多ければ多いほど、選択肢の幅は広がり、いろんなことへ興味関心をもち、チャレンジする心が育ちます。
子どものころに好きなことを見つけて、好きなだけできた子どもは集中力も高まっています。

あおむし&さなぎ誕生へ

2014年4月から、旧実家を開放して早6年。保護者のニーズ「放課後の居場所がほしい」「宿題を個別に見てほしい」という声から、保護者とともに小学生対象の「あおむし」を立ち上げました。
 また、私は、特別支援学校で9年、教員として働き、卒業後の子どもたちと集える場所が欲しいと思うようになり、始めたお茶会「よってカフェ」も10年目を迎えようとしています。
 青年海外協力隊で2年間ジャマイカの養護学校と聾学校で発達障がいの子どもたちに出会いました。支援を模索し、帰国後、特別支援教育士という資格を取得するための勉強をする中で、様々な実態把握の方法や支援方法を学びました。その学びは学校だけでは子どもたちに十分な支援ができないと気付きました。そのことが、現在の放課後に学びの場を提供したいという活動につながっています。

こんな悩みに

・子どもの居場所がない・・・あっても、ただ預かるだけでは不満・・・
・子育てに困り感がある。
・子どもとの遊び方やかかわり方が分からない・・・
・習い事をさせたいけど、近くにない・・・送迎ができない・・・
・宿題や勉強を見てほしい。
・子どもがゲームばかりでもっと友達とかかわってほしい。
・一人っ子で、兄弟の年齢差がありすぎて、遊ぶ友達が周りにいない・・・
・経験不足・・・
・孤食、個食の時代・・・さみしい・・・栄養不足が心配・・・

こんな願いや想いをカタチに

・子どもが自立してほしい。
・周りの子どもと楽しくかかわってほしい。
・子どもが好きなことを見つけてほしい。
・子どもがいろんなことにチャレンジしてほしい。
・勉強してほしい。
・自分で自分のことはできるようになってほしい。
・家以外の居場所がほしい。
・保護者同士で悩みを相談や共有できる場所がほしい。

学びのサポート

長期休業中の課題サポート専門家をお呼びして、必要に応じて、課題を個別に完成します。
過去の取り組みとして、自由研究では、酵素ジュース作り、アロマせっけん作り、トンボ玉作り、スギヨ工場の見学など取り入れ、それぞれ画用紙や模造紙など、まとめ方も工夫しました。
課題習字やポスター、アイディア貯金箱もみんなで取り組みました。

専門家による運動サポート体幹を鍛える動きを取り入れたり、道具を使う運動を取り入れたり、思いっきり身体を動かし、エネルギーを発散する場を作ったりして工夫しています。
また、学習の書字や器用さにつながるように、粗大運動と微細運動を取り入れた活動も工夫して取り入れています。
年中から中学生まで一緒に活動することで、異年齢集団でできるかかわりも大切にしています。作業療法士の先生にも隔月で来てもらい、身体の発達や動きなどについて相談もできます。

社会性を育てる自立サポート能力に応じて、社会に出るまでに身につけたいソーシャルスキルを個別でサポートします。
あおむしでは、キッズクッキング、掃除、聴く力をつけるドリル、ビジョントレーニングなど取り入れています。
さなぎでは、ワークシートを使用し、自己認知能力を高めたり、リーダーとしての役割を話し合ったり、苦手なことに向き合う力を互いに高め合ったりしています。

就労サポート 

プログラミング教育小学校から必須となるプログラミング教育、考える、話し合う活動も取り入れながら、パソコンに触れる機会をたくさん作って、子どもたちの間では、より身近で親しみやすいものになっています。マウス操作やタイピング練習なども取り入れて、「よってカフェ」のメニュー作りや紹介動画も作成しました。
将来、必要不可欠な分野をいち早く取り入れています!
とても人気の高い活動の一つにもなっています!

英語教育
英語教育という堅苦しい学びではなく、触れ合って、親しんで楽しむ!をモットーに学んでいます。
特に、話すスキルを身体を動かしたり、ゲームをしたりする中で楽しく身につけています。

その他のワークショップこれまでに数々の療法やワークショップを経験をしてきました!
・園芸療法・音楽療法
・臨床化粧療法(カラーセラピー)
・臨床美術・パステルアート
・かご編み&まくらめ編みレッスン
・キャリア教育   他

「キッズカフェ」でお仕事体験
~よってカフェの一コマ~(「あおむし」対象)

お仕事体験として、「キッズカフェ」の運営をしています。ウエイトレスやウエイターをすることで、衛生管理の仕方、身だしなみや挨拶・コミュニケーションの大切さを現場で学ぶことができます。
主に、あおむしのメンバーは、お客様の呼び込みやお運びなど、実態に応じて仕事を分担します。さなぎのメンバーは、数字やお金の勉強を兼ねて「会計」を主な仕事にしています。(プレアルバイト体験を参照)「よってカフェ」のお問い合わせはこちら

通っている子どもたちの意見を聞いてみました!

A.Mあおむしは、3年生から6年生まで通いました。
今は、中3です。
あおむしの活動では、サマーキャンプが思い出に残っています。楽しかったです。

S.T僕は、現在6年生!
2年生から参加したあおむしでは、月に一度、体育館のスタジオでやる「ドッヂボール」が楽しかったです。
あおむしの中では「字がきれい」と褒められて、うれしかったです。
今度は、運動で、二十跳びや三十跳びができるようにチャレンジしたいです。

M.Y私は、年中のころから参加しています。
今は5年生です。
あおむしの活動で、作品作りができることが、楽しかったです。特に、カラーサンドです。
ケーキも自分で作れるようになりました。大好きなケーキは板チョコケーキです。

保護者サポート

ヨガ保護者がリラックスできる時間を大切にし、また、子供と向き合えるために心と身体を開放します。

夏のバーベキュー&キャンプバーベキューでは、保護者同士が仲良く交流し、夕方からは保護者のリラックスする時間をもってもらうために、1泊2日子どもたちを預かり、子どもたちが考えるプログラムや調理メニューにそって、活動します。

専門家による相談特別支援教育士による宿題・課題サポートをします。学校で困っていることは、その都度、相談できます。年に数回、作業療法士・臨床心理士、その他、必要に応じて、専門家につなぎ、相談もできる体制を作っています。

「よってカフェ」居場所つくり学校を卒業した後も地域の中でつながる場所として、月1回、制作活動やコンサートなどを開き、楽しい時間を過ごします。

保護者の声を聞いてみました!

T.M調理活動をはじめ、お仕事体験など、いろいろな体験をすることができて、良かったです。
あおむしに通ってからの子どもの成長としては、我慢することができるようになったり、周りを見れるようになったりしたことです。

S.T「あおむし」の活動を通して、同じ悩み、不安を持つ母親と知り合うことができました。子育ての情報交換などできるようになって良かったです。
また、家では、時間がなかったり、つい先回りして親がやってしまう活動を、あおむしでは、キャンプや運動、調理活動などを中心に、本人の自立を促すサポートをしてもらえます。

その他のサポート

啓蒙活動(イベント・セミナー開催)一人一人の児童・生徒に理解を深めたり、関わり方や子育ての仕方を基本にした内容で、保護者や教育者を中心にセミナーを開いています。

キャリア教育学校教育がゴールではなく、その先にある社会の中で生き抜くために、必要に応じて、子どもと保護者とともに、キャリア教育の視点を持つ機会を提供します。
キャリア教育の中で、大切な視点は、自分の「好き」「得意」を見つけることです!そのために、いろいろな経験が大切です!

プレアルバイト体験(さなぎ対象)キャリア教育の活動のひとつとして、「お金の勉強」をカフェ出店という形で、コーヒーやケーキなどを提供するプレアルバイトの機会を提供します。接客の仕方、お金の計算、あいさつ、身だしなみの整え方など実践の場を提供します。

新しい活動

その他必要に応じて、保護者や子どものニーズに応じて、サポートしていきます。
また、富山県内の事業所などと連携して「ゆるゆる大運動会」などに参加することで、横のつながりをもち、連携した取り組みもしています。
(写真は2019年の「ゆるゆる大運動会」)

2021年06年05日(土) ゆるゆる大運動会
2021年06年06日(日) 児玉先生による親子運動教室

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